三流作家の雑記帳

三流作家、葉山洋三が日々感じたことを記すブログ

天の配剤

先日、またもや狩猟に行ってきました。
今回はベテランハンターの車に同乗しました。

運転しないでいいのは楽なのですが、睡魔が襲ってくるのが難点ですね。
獲物なんてそうそう出てこないし。
カバーをかけた銃を抱いて助手席に座っていると、銃床を頬杖にして眠りこけてしまいそうになります。

前日が凄い雨だったからか、獲物が居ません。
かなり山奥に入ったところで、何かを発見しました。

これは……。
hunting9.jpg

カモシカです!
初めて見ました。
hunting9_2.jpg
非常に好奇心が強いと聞いていましたが、まさにその通り。
数メートルまで近付いても、こちらを興味深げに眺めたまま、微動だにせず。

ちなみにシカではなく、ウシに近い動物となります。
特別天然記念物なので撃ったら捕まります!
が、味は非常に美味らしく……ゴクリ。
まあ、こんなつぶらな瞳で見つめられると、撃てるはずもないのですがね。

今回はカモシカ2頭、メスジカ2頭を見ました。
メスジカはスラグで撃つも外れ。
マジで当たらねー。

そもそも悠長に狙いを付ける時間がありません。
せめて10秒弱、集中する時間が欲しい。

これが射撃と実猟の違いですね。
相手も命懸けなので、精進するしかありません。

そして今回もトラブルが。
この前は腹を打ち付けてしまい、オイル漏れが起こったのですが、今回は何と前輪がバーストしました。
山奥で非常に焦りましたが、スペアタイヤで窮地を脱出しました。
車の故障はほんとにやばいです。

このタイヤ、履き替えたばかりのスタッドレスとのこと。
またもや痛い出費をさせてしまいました。
何だか、私が同乗すると悪いことばかり起こるような気がしてなりません。
これだけ悪いことが続くと、誘い難くなっちゃいますね。

その後、ハラハラしながら山を下りて帰路につきました。
今日も坊主か、と意気消沈していると、奇跡が起こりました。

何と、道路の真ん中にシカが倒れているではありませんか。
脇には大型の工事車両が止まっており、運転手が途方に暮れています。

よもや、こんなことが起ころうとは……。
これを天の配剤と言わずして何と言いましょう。

運転手に尋ねたところ、シカが突進してきて自爆したとのこと。
巨大な工事車両だったので、車は全くの無傷。
と言うか、あの重量ならヒグマでも死ぬレベルだと思います。

さあ、交渉開始です。
貰って良いかと聞いてみました。
このシチュエーションで「いえ、食べるので結構です」と言うサバイバーな人間は多くないでしょう。
2つ返事でオーケーとなりました。

彼の目には我々が救世主の如く映ったかもしれません。
しかし、私からすれば、「あなたが神か」といった感じです。
タイヤをパンクさせながら1日山道を走っても獲れないものが、向こうから飛び込んできたわけですからね。
いやー、持っている男は違います。

しかし、ベテランは凄いですね。
何の躊躇もなくシカの両足を素手で掴み、ずるずる引き摺ってくる姿は、頼もしいの一言。
さらに頭部から出血している獲物を、そのままエブリィの荷台に積み込むという豪快さ。
デッキバンとは一体……。

頂いたお礼に運転手の罪悪感を軽減させるよう「食べて供養しておきますので」と言い残し、別の場所で解体に移りました。
日が暮れかけていたので、私は懐中電灯を照らしながら、片手で補助をする役割です。
やっと解体方法を学ぶことが出来ました。
大体の手順は理解出来たので、次は1人でやれると思います。

ねんがんの背ロースをてにいれたぞ!
hunting9_3.jpg

とりあえず、ヒレ肉と心臓を食べてみました。
ヒレ肉は写真を撮り忘れましたが、柔らかいですね。
さすが少ししか取れない部位だけのことはあります。

余談ですが、「かつさと」ではカツ丼が500円、ヒレカツ丼が600円です。
ヒレなんて本当に少ししか取れないのに、この値段設定は不可思議です。
シカのヒレ肉と同じものであれば、3倍くらいしてもおかしくないと思うのですが……。
謎です。

心臓の方は塩水で血抜きして、塩胡椒と小麦粉を振りかけて焼いてみました。
hunting9_4.jpg
油なのか、灰汁なのか分かりません、凄いことになりました。
ただ、こちらもモモ肉とは違い、柔らかいです。

味のレベルは……そうですね。
スーパーの豚肉とこちらを選べるとしたら、間違いなくスーパーの豚肉を選ぶ感じ。
不味くはありませんし、食べ応えもあります。
普通におかずとしての役割も果たしてくれました。

しかし、あれだけ塩水で揉み洗いしたにもかかわらず、臭みを完全に抜き去るのは無理でした。
肉を切り開いて血抜きしないとダメなのですかね?
どうしたものか……。

それにしても、鳥とは違い、取れる肉の量が桁外れです。
ベテランハンターに足を2本持っていってもらい、さらに会社の人にもお裾分けもしましたが、冷凍庫がパンパンです。
こりゃ、消費するまでは休猟ですねえ。
鳥なら何とかなりますが。

結局、今回も自力では獲れませんでしたが、まさかの超展開でシカ肉をゲットすることが出来ました。
現在、どう調理しようかと思案し続けております。

そのうち記事にしますので、実食編をお楽しみに!
  1. 2016/12/25(日) 21:41:57|
  2. 狩猟/射撃
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