三流作家の雑記帳

三流作家、葉山洋三が日々感じたことを記すブログ

カモ肉を食す

カモ撃ちの名人に、丸々一羽、カルガモを頂きました。
当初は地域貢献など、もう少し崇高な目的があったと思いますが、今の私を狩猟へと駆り立てているものは食欲であります。
自力で獲った獲物がベストと言えばベストですが、結果オーライと言うことにしておきましょう。

さて、頂いたカルガモは腸抜きこそしてあったものの、そのままの姿です。
初めて触れましたが、生のカルガモと言うのは、凄い存在感ですね。
シカの足を貰った時も少し怯みましたが、その比ではなかった。
恨みのこもった目でこちらを見ているような気さえしてきます。

解体方法は口頭口伝のみ。
とりあえずは毛を毟るようです。

**********************************************
ここから少しグロい描写となりますので、ご注意下さい。
**********************************************

「毛が凄く舞い立つから、外でやった方がいい」とベテランハンターにアドバイスされました。
ベランダでやってみましたが、こりゃ半端ないです。
どこにこれだけの毛があったのか、と思うほど、毛が舞う舞う。
10羽分あれば羽毛布団が作れそうな勢いです。

ゴミ袋の中に入れた状態で毟っていたのですが、時折、首がダランと飛び出てきて、目が合ってしまいます。
私が撃ったわけではないのですが、凄い罪悪感がありました。

10分以上はかかったかな。
まずは体の毛を毟り終えました。

で、この後の解体方法は聞いていませんw
首と羽根は邪魔だな、と切ろうとしたら、骨が硬くて切断不可能。
しょうがないから手でねじ切るという荒技に。

羽根は何度か捻っていたら、メリメリという嫌な音と共に、関節? 部分で千切ることが出来ました。
しかし、首はなかなか頑丈で、そうはいきません。
ナイフでも切れないので、力で半ば強引に引っこ抜く感じに。
最終的に頼れるのは己の肉体ということですね。

驚いたことに血がポタポタと出てきました。
死んでから数時間は経っていると思いますが、まだ鮮血が出るとは。
これ、傍から見たら猟奇的な印象は拭えないと思います。

台所に戻り、体をナイフで開きました。
正直、どれがどの部位だか分かりませんが、砂肝とか心臓らしきものは残っていたので取り出し、肉を削ぎ落とすことに。

それにしても……。
全長50cmくらいはあるのですが、予想外に取れる肉が少ないです。
私の解体の拙さを差し引いても、少ないと思います。
きっと、空を舞う為には、余り肉を付けていてはダメということなのでしょうね。

一番簡単に取れたのは胸肉でした。
カモはこれがメインではないかと思います。

内臓はほとんど手を入れなくていいのですが、砂嚢だけは割らないとダメです。
いわゆる砂肝ですが、割ると砂みたいなものが大量に入っていました。
これは結構グロい……。
水で綺麗に洗い流して皮の部分を切り落としました。

肉は1日冷蔵庫で寝かして、冷凍すれば臭みが消えるとのこと。
しかし、内臓類だけは我慢が出来なくて、食べてみることにしました。
血はキッチンペーパーを使って、ある程度吸わせておきました。

例によって簡単に塩胡椒で。
Duck_Meat.jpg

さて、お味は……。
いや、美味いです、これ!

シカ肉を10段階中で4とするならば、8くらいはあります。
特に砂肝が美味しいです。
一羽から少ししか取れないので、高級食材になるのでは、と思うのですが、スーパーだとそれほど高くないのは不思議。
焼いてもシカ肉みたいに固くならず、全部食べることが出来ました。

肝心の胸肉はキッチンペーパーで巻き、冷蔵庫で寝かしました。
ちなみに、キッチンペーパーはすぐに血だらけになるので、何度か取り替えています。

何でそんなことをするのか、と疑問を持たれた方も居られるかと思います。
私の理論はこう。

臭みの原因は血であるはず。
それを吸収しておけば、臭みは軽減されるはず。
恐らくですが、この処理は間違っていないと思います。

翌日は言われた通り、冷凍庫で凍らせました。
これでさらに臭みが消えるでしょう。
まあ、シカと違って、内臓類もほとんど臭みはなかったのですが。

最高の状態で食ってやることこそ、供養となります。
よって、新兵器を購入。
ガスバーナーです。
Duck_Meat2.jpg
産毛みたいなのが皮についているので、それを焼き払おうという作戦です。

が、微妙でした。
火力が強すぎて皮がすぐに縮んでしまいます。
少しだけ焼いて、後は包丁で削ぎ落としました。

それにしても美しい肉です。
ルビーのように赤々と輝いています。
どうして、スーパーのものは淡い肌色の肉になっているのでしょうか?
謎です。

これだけの肉を塩胡椒で食べるだけでは勿体なさ過ぎます。
ちょっと本気を出しました。
5分ほど両面焼いて、アルミホイルに包んだまま、肉を冷まします。
その間にオレンジソースを作成。
肉を切り、オリジナルのオレンジソースをかけて……。
完成です。
Duck_Meat3.jpg
カモ肉 with オレンジソース 冬の並木道風……とでも名付けますか。

写真だと分かりませんが、この状態でも血が出ていました。
あれだけキッチンペーパーで吸ったのに、まだ出るとは……。

しかし、臭みは全くなし。
味は……最高です。

肉はとろけるように柔らかく、オレンジの酸味が絶妙に合います。
最初にオレンジを肉にかけるという発想をした料理人は天才だと思いますね。
これはもう、レストランなら1000円くらいはしてもおかしくないレベルかもしれません。
焼きが短かったのか、結構、肉は赤かったのですが、刺身で食べる人も居るそうなので、大丈夫でしょう。

解体はかなり大変でしたが、この味を知ってしまうと、その労力にも納得出来ます。
また食べたいですねえ。
自力では獲れそうもない……ってか見かけないので、名人に期待しておりますw

何せ、私の座右の銘は他力本願ですので!
  1. 2016/12/05(月) 18:09:42|
  2. 狩猟/射撃
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2億7千万は妥当なのか | ホーム | やはりジムニーなのか>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://8ayama.blog.fc2.com/tb.php/942-5e1b1157
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

小説試し読み

販売している小説の冒頭部分です。PDFが開きます。

アルとフィルの大冒険 ~魔法の迷宮~
天賦の才

ご購入はこちらからどうぞ

アルとフィルの大冒険 ~魔法の迷宮~
天賦の才

Blender講座

選択すると、その記事へジャンプ出来ます。

Unity講座

最新記事

広告

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
雑記 (168)
小説 (29)
時事 (57)
ゲーム (71)
Blender (92)
競馬 (73)
映画 (34)
車/バイク (289)
狩猟/射撃 (90)
Unity (72)

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する