正直、まだ天皇賞の敗北から立ち直れておらず、記事を先延ばしにしようかと思っていましたが、先程小説が売れていたので何とか回復しましたw
買って下さった方、ありがとうございます。
最近はBlenderの記事に飛んできてくれる方が多いみたいなので、気を取り直して頑張りたいと思います。
さて、今日はアニメーションを行うやり方をご説明したいと思います。
これを覚えれば、キャラクター作成して動かすやり方まで、一通り出来るようになります!
実を言うと、レンダリング時間が長くなるので、私はほとんどアニメーションを作ったことがありません。
ただ、基本的なやり方は分かるので、首を左右に動かして、瞬きをさせるというアニメーションをマリベルにさせてみたいと思います。
まずはカメラの設定をしておきます。
この角度で撮りたいとか、好きな位置にしましょう。勿論、動画の中でカメラの移動も行えるのですが、今回は固定とします。

画面上部のメニューからAnimationを選びます。
別に選ばなくてもいいのですが、画面のレイアウトがアニメーション向きになっているので、効率が上がります。

まずは開始時点のポーズを作ります。瞳をテクスチャにしたので、この画面だと白目を向いていますが、気にしないで下さいねw
ボーンを選択してPose Modeに入ります。その後、Rキーなどでポーズを作りましょう。
片方を作ったら変更したボーンを選択してCtrlキー + Cキーを押します。
その後、Ctrlキー +Shiftキー + Vキーを押すと、反対側の腕も同じポーズになります。貼り付け時はボーンを選ばなくてもOKです。

画面下部のボタンを使って、先頭のフレームに移動させておきます。緑のラインが現在のフレームです。
Aキーでカメラやボーン、キャラクターの全てを選択した後、Iキーを押して、LocRotを選んで下さい。
これは回転と位置情報を記憶させるコマンドです。

Blenderの特徴として、例えば10フレームで首を傾けると、1フレームから10フレームまでの時間でをかけて、その位置に首が移動します。
間のフレームを自動で補間してくれるんですね。
これだと首を曲げる時間が長くなるので、手前に変更前の情報を入れておきます。
下図は15フレームで右、25フレームで左に15度首を傾ける情報を登録してあります。
10フレームと20フレーム、30フレームはセンターに首を戻した状態です。

次は瞬きの設定です。これは少しやり方が違います。
まずはシェイプキーが登録してあるオブジェクトを選択します。
そして、変更させたいシェイプキー上でIキーを押すと、こんな風に黄色くなります。

その上で右クリックを押して、Add to Keying Setを選択します。
これで情報が登録されました。

フレームを移動して、同じやり方で1.000とします。
これは目蓋を閉じる動きとなります。

1フレームで0.000、35フレームでも0.000、38フレームで1.000、41フレームで0.000と登録しました。
目を閉じて開いてという動作になるはずです。

同じことをやるのは面倒なので、左上のDopeSheetでコピーします。
Bキーで瞬きの3アクションを囲んで選択し、Ctrlキー + Cキーでコピー、Ctrlキー + Vキーで貼り付けします。

では、アニメーションを出力してみましょう!
カメラアイコンをクリックして、下の方にあるOutputにファイル出力場所、出力形式を設定します。
Avi Rawにしました。

再生の終了時間を決めます。
決めなくてもESCキーを押せば、その時点でレンダリングを終了させることも出来ます。

上の方にスクロールし、Animationボタンをクリックすると、レンダリング開始です。

先程の時間設定だと、早回しみたいになってしまいましたw
DopeSheetで時間を調節します。
Bキーで選択して、Gキーを押すとアクションの時間を移動出来ます。
倍くらいに変更しました。

サイズの関係上、gifでは載せられなかったので、生まれて初めてYoutubeに動画を登録しました!
正直、調整不足で動きがぎこちなく、恥ずかしいのですが……。
首はともかくとして、瞬きはスムーズにいっているかなと思いますが、いかがでしょうか?
首の不自然さは体や肩を少し動かすと解消出来る気がしますね。
これだけ短いアニメ―ションですが、レンダリング時間は10分以上かかっています。
テストだと髪を払って揺れるとかも出来たのですが、例によって服がめくれたので止めましたw
さて、これでマリベルを使って一通りの説明が完了しました。
次回からは物体の衝突などの物理演算とか、アドオンとか便利な機能について、少しずつ説明したいと思います。
それでは。
- 2013/04/28(日) 21:49:13|
- Blender
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0