お待たせしました。
今日は前回配置したボーンのウェイト設定をする手順を説明します。
まずは前準備として、全てのmirrorを確定させます。
オブジェクトを選んで、下記のApplyボタンを押していって下さい。
SubsurfはそのままでOKです。
耳、眉毛、アイシャドウ、髪、顔(体)を選択して、Ctrlキー + JキーでJOINします。
服や頭巾は取り外し出来るように除外しています。目もハイライトの関係でJOINしません。
経験上、次の作業はフリーズすることが多いので、この時点でセーブしておいて下さい。
まずはボーン以外を全て選択します。その後、ボーンを選択します。この順番は守って下さいね。
で、Ctrlキー + Pキーを押します。
下記のメニューが出るので、With Automatic Weightをクリックします。
これは自動でウェイト設定してくれる優れもの……のはずですが><
では、結果を見てみましょう。
ボーンを選んで、Pose Modeにして下さい。
下記のメニューを変更してもいいですし、選んだ状態でCtrlキー + TabキーでもOKです。
Pose Modeでは選択したボーンが青くなります。
手始めに顔のボーンを選択してださい、
このままRキーを押して左に傾けます。
マ、マリベルーッ……!!
そうなんです。形状が複雑になると、オートでは上手くいかなくなってしまうのです。
jOINしておくと少しマシになる気がしますが、やはり完璧にはいきませんね。
とりあえず、首を戻しましょう。
Pose Modeでボーンを選択した状態でAltキー + Rキーを押すと、元に戻ります。
この後は手作業となるのですが、ハイポリは重いですね……。
作業の効率化の為に、SubsurfのViewを1に落とします。
ポリゴンは少し荒く見えますが、かなり軽くなるかと思います。
作業はWeight Paintというモードで行います。
まずは目玉を連動させましょうか。不要なオブジェクトはHキーで消すか、レイヤーを外しましょう。
で、Pose Modeで顔のボーンを選択し、続いてShiftキーを押しながら目玉を選択します。
その状態でCtrlキー + Tabキーを押すか、下図のメニューからWeight Paintを選びます。
すると、目玉が青くなります。青はウェイトが弱い状態、赤が強い状態です。
Tキーを押すと出てくる左端のメニューから、Brush画像をクリック、出てくるパレットからF Addをクリックします。
F Addがウェイトを強くし、その下のF Subtractが弱くします。ぶっちゃけますと、他のブラシはよく分かりません!
目玉を左クリックで塗っていって下さい。
ここはフルにウェイトがかかっていいので、真っ赤になったら完成です。
Ctrlキー + TabキーでWeight Paintを抜けられます。
反対側も同じ手順でやりましょう。
出来ましたか? では、テストしてみましょう。
Rキーで首を傾けると……目玉が追従しました!
他にもアイシャドウとか眉毛とか頭巾とか、全部同じように塗っていきます。真っ赤でOKです。
ちなみに、Radiusでペイントブラシの大きさ、Strengthで強さを変更出来ます。
真っ赤でいいなら大きくしておいた方が楽ですね。
終わりましたか?
ただ、全部塗っても、上手くいかないと思います。
これは首のボーンが影響しているからです。同じように塗ってやる必要があります。
ここで一つ便利な技を。
作業していて塗りたくない箇所に塗ってしまうことが出てくるかと思います。
その場合はWeight Paintに入った後、Tabキーを押します。
Edit Modeになるので、塗りたい箇所をBキーの範囲選択やLキーを使って選択します。
再び、Tabキーを押すとWeight Paintになるので、下図のボタンを押します。
すると、先程選択した箇所以外は塗られなくなるので、でかいブラシで一気に塗ることが出来ます。
また、これを使うとHキーで隠した場所もWeight Paint上で隠れるので、裏側を塗る際にとても重宝します。
首を曲げた状態でレンダリングしてみましょう。
微妙に耳や髪が飛び出てるかな? でも、なかなか良い出来ではないでしょうか。
目のハイライトは動かないので、手で調整しました。最後はテクスチャで組み込む予定です。
今回はここまで。
どうでしたか? 結構疲れたのではないでしょうか? はっきり言って私はヘトヘトです。
後はこれの繰り返しですが、次回は腕や足のウェイト付けのコツでも説明したいと思います。
それでは。
- 2013/04/03(水) 20:20:19|
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